2026年4月17日金曜日

UE5用 看板テクスチャ作成メモ(GIMP 2.10.38)

 

Unreal Engine 5で使用する「看板(Decal)」用テクスチャの作成手順まとめ。

“綺麗すぎる文字”を少しだけ壊して、自然になじませるのが目的。


■ ■ 完成イメージ

  • ほんの少しにじんでいる

  • よく見ると少し汚れている

  • でも通常視点では気づかない

👉「言われないと気づかない」レベルが正解


■ ■ 全体フロー(最短)

  1. テキスト作成

  2. 新規レイヤー化(重要)

  3. ぼかし

  4. ノイズ追加

  5. マスクで劣化

  6. 書き出し


■ ■ ① テキスト作成

  • テキストツールで文字入力

  • 色は純白ではなく少し落とす

例:
R:0.9 / G:0.9 / B:0.85 (0.0~1.0の場合)

👉 白すぎると浮く


■ ■ ② 新規レイヤーにコピー(重要)

テキストレイヤーはそのままだと加工しづらいため、作業用レイヤーを作る。


手順

  1. Ctrl + A(全選択)

  2. Ctrl + C(コピー)

  3. Ctrl + V(貼り付け)

  4. 「新しいレイヤーとして固定」(「フローティング選択範囲」を右クリック「新しいレイヤーの生成」)


👉 これで通常レイヤーになる
👉 元のテキストは非表示でOK


■ ■ ③ ぼかし(にじみ)


操作

フィルター → ぼかし → ガウスぼかし


設定

0.5 px


👉 見た目はほぼ変わらないが重要
👉 “印刷感”が出る



■ ■ ④ ノイズ追加


操作

フィルター → ノイズ → RGBノイズ


設定

  • Red:0.02

  • Green:0.02

  • Blue:0.02

  • Independent RGB:OFF


👉 ほんのわずかなムラを追加



■ ■ ⑤ マスクで劣化(最重要)


手順

① マスク追加

レイヤー右クリック
→ レイヤーマスク追加(白)


② マスクを選択

白黒のサムネイルをクリック



③ ノイズ(マスク側)

フィルター → ノイズ → RGBノイズ

設定:
0.04



④ レベル調整

色 → レベル

  • 黒:20

  • 白:235


👉 “削れる部分”を作る



④ レベル調整

色 → 明るさ・コントラスト

  • 明るさ:-4
  • コントラスト:-4


※重要

マスクにはぼかしを使わない
(環境によって効かない・見えないため)



■ ■ ⑥ 書き出し

ファイル → エクスポート

  • PNG(透過)




















■ ■ UE5側設定(簡易)

  • Decalで使用

  • Opacity:0.9〜0.95

  • Emissive:少しだけ



■ ■ 判断基準


OK

  • 遠目では普通

  • 近づくと少し違和感


NG

  • ノイズが見える

  • 文字がボケすぎる

  • 明らかに削れている



■ ■ よくある詰まりポイント


■ HSVノイズが使えない

👉 無視してOK
👉 RGBノイズで代用



■ ぼかしが効かない

👉 マスクではなくレイヤーにかける



■ 変化が見えない

👉 正常(むしろ正しい)



■ ■ まとめ


👉 ぼかし(0.5px)
👉 RGBノイズ(0.02)
👉 マスクで少し削る


■ ■ 一言

👉 「綺麗すぎる文字を、ほんの少しだけ壊す」


これでUE5でも自然になじむ看板になる。

2026年4月15日水曜日

GIMP備忘録:フォントの追加方法とフォルダの選び方

 Windows版 GIMP 2.10.38 で新しいフォントを使えるようにする際の手順メモ。

1. GIMP専用にフォントを追加する方法

Windows全体にインストールせず、GIMPだけで使用したい場合や、システムフォルダを汚したくない場合はこの方法が最適。

【手順】

  1. GIMPの上部メニューから [編集] > [設定] を開く。

  2. 左メニューの [フォルダー](「+」をクリックして展開)内にある [フォント] を選択。

  3. 表示されたフォルダーの一覧から、追加したい場所を選択して、右上の [フォルダーアイコン(ファイルマネージャーでフォルダーを開く)] をクリック。

  4. 開いたフォルダーの中に、解凍済みのフォントファイル(.ttf.otf)をドラッグ&ドロップで入れる。

  5. GIMPを再起動するか、フォントダイアログの [再スキャン(更新マーク)] をクリックして反映させる。


2. 各フォルダの違いと選び方(Windows版)

設定画面に複数のパスが表示されるが、基本的には以下の基準で選ぶ。

おすすめ度フォルダーパスの役割理由
◎ 推奨... \Roaming\GIMP\2.10\fontsユーザー専用設定フォルダ。 自分で追加したフォントを管理するのに最も安全な場所。
○ 次点... \Local\Microsoft\Windows\FontsWindowsのユーザー用フォントフォルダ。他のアプリでも使いたい場合はここ。
× 非推奨... \Programs\GIMP 2\share\...GIMP本体のシステムフォルダ。 アップデート時に中身が消える可能性があるため、ここには入れないこと。



2026年4月14日火曜日

UE5用テクスチャ作成メモ(Gimp 2.10.38版)

 

■ UE5用テクスチャ作成メモ(Gimp 2.10.38版)

1. 新規作成時の設定

UE5で最適に動作させるためのキャンバス設定です。

  • サイズ: 2のべき乗(1024x1024, 2048x2048など)

  • 詳細設定 (Advanced Options):

    • Precision: 8-bit integer(UE5の標準)

    • Color space: RGB color

    • Color profile: sRGB built-in

    • Fill with: Transparency(デカール等の透過用)

2. PNGエクスポート設定

デカール等で透過を含める場合の書き出し手順です。

  • 手順: File > Export As... > 拡張子を .png に指定

  • オプション設定:

    • Save color values for transparent pixels: ON(必須:透過境界の黒ずみ防止)

    • Compression level: 0(書き出し速度優先。UE5側で再圧縮されるため低くてOK)

    • Metadata (Exif等): すべて OFF(ファイル軽量化)

















3. UE5インポート後の設定(デカール用)

インポートしたテクスチャをデカールとして機能させるための設定です。

  • テクスチャ設定 (Texture Editor):

    • 命名規則: T_Decal_[Name]_D

    • Compression Settings: UserInterface2D (RGBA) ※透過が綺麗に出ない場合

  • マテリアル設定 (M_Decal_[Name]):

    • Material Domain: Deferred Decal

    • Blend Mode: Translucent

    • 接続:

      • Texture Sample (RGB)Base Color

      • Texture Sample (Alpha)Opacity


📌 備忘録:トラブルシューティング

  • 境界が黒ずむ: Gimpエクスポート時に「透明ピクセルの色の値を保存」にチェックが入っているか再確認。

  • デカールが表示されない: 配置した DecalActor の向き(緑色の矢印が投影方向)を確認。

  • ボケる: 2のべき乗サイズで作られているか確認(Mipmapが正しく生成されるため)。

2026年4月13日月曜日

GIMPの代替・チャンネル操作に便利なツールまとめ

 GIMP(特に開発版の3.x系など)でチャンネル操作が不安定な場合や、特定のチャンネルコピー(RをBにコピーするなど)を素早く行いたい時に役立つツールの備忘録です。



1. Photopea(ブラウザで動く強力な代替)

インストール不要で、Photoshopとほぼ同等の操作感を持つオンラインエディタです。


  • 特徴: UIが直感的で、チャンネル操作の挙動が非常に安定しています。

  • 用途: GIMPでチャンネルの個別選択やコピー&ペーストがうまくいかない時の確実な回避策。

  • 基本操作:

    1. Photopea.com に画像をドロップ。

    2. 「Channels」タブから対象のチャンネル(Redなど)を選んでコピー。

    3. 別のチャンネル(Blueなど)を選んで貼り付け。

2. Online RGB Channel Swap Tool

特定のチャンネル入れ替え処理に特化した軽量なWebツール群です。


  • 特徴: 編集機能はありませんが、RGBの並び順(RBGやBGRなど)を指定するだけで一括変換が可能です。

  • 用途: 単純な入れ替え作業のみを数秒で終わらせたい場合。

3. ImageMagick(最強のコマンドラインツール)

CUIベースで動作する、画像処理のデファクトスタンダードです。


  • 特徴: コマンド一行で正確な処理が可能。GUIのバグや不安定さに左右されません。

  • 用途: 大量のテクスチャに対して、一括で「RをBにコピー」といった処理(バッチ処理)を行いたい場合。

  • コマンド例: magick input.png -channel B -copy-channel R output.png

4. Krita(高機能なペイントソフト)

オープンソースの高度なペイントソフトです。


  • 特徴: レイヤーごとに「表示するチャンネル」をチェックボックスで制御できるなど、視覚的にチャンネル管理がしやすい設計です。

  • 用途: イラスト制作と並行して、精密なチャンネル制御やマスク作成を行いたい場合。




自分用メモ:GIMP 3.2.2などの最新開発版でUIが不安定な際は、まずPhotopeaで対応するのが効率的。


2026年4月10日金曜日

GIMPで文字の縁取り

GIMP 3.0 で確認

1. 「Style Text」(汎用フィルタ)を使う場合

これは「文字をかっこよくデザインしたい」ときに最強のツールです。
  • メリット: 縁取り(Outline)だけでなく、影(Shadow)や光彩(Glow)を一画面で調整できます。
  • やり方: 文字レイヤーを選択した状態で「フィルタ」→「汎用」→「Style Text」を開き、「Outline」のチェックを入れ、Radius(半径)で太さを変えます。
2. 「テキストツールの設定」(ツールオプション)を使う場合
これは「シンプルに1色の縁をつけたい」ときに一番速い方法です。
  • メリット: フィルタ画面を開く手間がなく、文字を打ち直しても自動で縁がついてきます。
  • やり方: テキストツール(A)を選択し、ツールオプションの「スタイル」を「縁取りと塗りつぶし」に変更。「線の幅」で太さを調整します。

アドバイス:
もし、縁の色を文字と違う色(例:黒い文字に白い縁)にしたいなら、「Style Text」の方が色の指定がしやすくておすすめです。

GIMPで垂直(真下または真上)にまっすぐな線を引く

 GIMPで垂直(真下または真上)にまっすぐな線を引くには、Shiftキーを使います。鉛筆ツールを選択した状態で、以下の手順で行ってください。

垂直に線を引く手順
  1. 始点をクリック: 垂直線の描き始めたい場所を一度クリックします。
  2. Shiftキーを押し続ける: キーボードのShiftを押すと、始点からマウスカーソルまで直線が表示されます。
  3. Ctrlキーを同時押しする: Shiftを押したまま、さらにCtrlキーも一緒に押します。
    • これにより、角度が15度刻みで固定(スナップ)されるようになります。
  4. 真下(または真上)でクリック: マウスを動かして垂直になったところでクリックすれば、真っ直ぐな線が引けます。
まとめ
  • Shift = 直線を引く
  • Shift + Ctrl = 垂直・水平・45度に固定して引く
この操作で、水平(真横)な線も同じように正確に引くことができます。

GIMPで鉛筆ツールの太さを変更する

 GIMP 3.0系(3.0.6を含む)でも、鉛筆ツールの太さを変更する基本操作は「ツールオプション」で行いますが、UIが現代的に刷新されています [1]

太さを変更する手順
  1. ツールの選択: ツールボックスから鉛筆アイコンを選択(またはショートカット N)します。
    • 3.0ではツールがグループ化されている場合があるため、表示されていない時は「ブラシ」アイコンを長押し(または右クリック)して鉛筆を選んでください。
  2. サイズの調整: ツールオプション内にある「サイズ」の数値またはスライダーで調整します
    • スライダーを左右にドラッグするか、直接数値を入力します。 [1, 2, 3, 4]
GIMP 3.0での便利なショートカット
操作を高速化するために以下のキーも活用できます:
  • 1ピクセルずつ増減: [ キーで縮小、] キーで拡大。
  • 10ピクセルずつ増減: {Shift + [)で縮小、}Shift + ])で拡大。
  • マウスホイール: Ctrl + Alt + マウスホイール上下で太さを素早く変更できます。 [1, 2]
ツールオプションが見当たらない場合
UIが新しくなりパネルが閉じていることがあります。
  • メニューの「ウィンドウ」→「ドッキング可能なダイアログ」→「ツールオプション」から再表示できます。 [1]
3.0では入力デバイスの筆圧設定なども「編集」→「入力デバイス」から一括管理しやすくなっています。筆圧で太さを変えたい場合は、こちらの設定も確認してみてください。 [1, 2]