Unreal Engine(UE)から書き出したUVテクスチャ上の文字を、背景の質感を活かしたまま自然に消去するワークフロー。 「修復ブラシ」単体でうまくいかない場合に有効な、**「大きく隠して、細部を馴染ませる」**2段構えの手法。
ステップ1:矩形選択による「下地」の移植(一気に消す)
文字のような濃い色を消す場合、最初からブラシで塗ると色が混ざって汚くなるため、まずは「綺麗な素地」を被せる。
矩形選択ツール(
R)で、文字のない「綺麗な背景部分」を囲む。Ctrl+C(コピー) →Ctrl+V(貼り付け)。貼り付けられた「フローティング選択範囲」を、消したい文字の上に移動させて重ねる。
別のレイヤーで編集していた場合は、レイヤーダイアログの「新しいレイヤーを追加」ボタン(または右クリックから「レイヤーを固定」)を押して確定させる。
メモ:この時点では境界線がくっきりしていてもOK。
ステップ2:スタンプツールによる「質感」の調整(馴染ませる)
貼り付けた跡の境界線や、不自然なパターンの繰り返しを修正する。
スタンプで描画ツール(
C)を選択。ツールオプションの設定:
ブラシ: 「Hardness 050」など、縁がソフトなもの。
不透明度: 30%~50% (ここが重要!低めで少しずつ重ねる)。
操作:
Ctrl+ クリックで、周辺の綺麗な質感をサンプリング。手順1で貼り付けた境界線を叩くようにクリックして、背景と馴染ませる。
全く同じ模様が並んでしまった場所も、別の場所からサンプリングして上塗りし、規則性を崩す。
ステップ3:最終チェック(UE戻し用)(任意、必要あれば)
境界線のぼかし: 雫アイコンの「ぼかしツール」で境界をなぞっておくと、UE上のライティングで継ぎ目が浮き出るのを防げる。
解像度: 2の累乗(2048pxなど)を維持しているか確認してエクスポート。
まとめ
失敗パターン: 修復ブラシで直接なぞる(色が混ざって黒ずむ)。
成功パターン: 「矩形コピーで土台を作る」→「低不透明度のスタンプで仕上げ」。
この順番で行うことで、背景のムラ(和紙感)を壊さずに文字だけを消去できる。



